自由な絵師！河鍋暁斎！

前売りを買っておいた「河鍋暁斎」展を見に

4月9日、渋谷bunkamuraに行ってきました

わずか7歳で浮世絵師の歌川国芳に弟子入りって

お父さんの影響もあるようですが

どんな子どもだったんだろう？

自分が学んだあらゆるテクニックを使って

表現する世界がとても独創的！

墨1色で表現したカラスと空間を生かしたカラスのシリーズから始まって

擬人化した猫や猿、カエルなど

暇さえあればそれらの動物や爬虫類を観察していたとか……。

人間以上に人間らしい仕草は活き活きとしていました。

今にも絵から飛び出してきそうです！

国芳も猫の絵などを多く描いた画家だったんですね

画風に似ているものも感じました！

小さい頃から身につけたテクニックで

常識にとらわれず自分の描きたいものを描くって

それだけでカッコイイです。

観念的に描いた絵ほど

つまらないものはないですからね。

どうしても描きたいものがないのに

絵を描く人もいるんですよね

この暁斎の人に媚びないテーマや素材が

自由でいいな～～って思います！

「この先は春画です」のコーナーの春画も面白かった～～！

いつの時代も人間の性欲って変わらないんだな～

あんなにリアルに描いているのにイヤらしさが

微塵もなかったです。

ウパルンの気に入った絵は

「貧乏神」

普通はこんな絵を描く絵師はいませんよね。

地獄絵図もいくつかあって

その残酷さに思わず見入ってしまいました。

こんなに素晴らしいテクニックと表現力を持っている暁斎は

世間から、もっと認められてもよい絵師だと思いました。

この名鏡倭魂　新板のスペクタクルな表現！

思わず横尾忠則を思い出しました

時間がなく短い時間で回りましたが、

暁斎の世界、堪能できました。

超メジャーな草間弥生さんも良いですが

どうも、ウパルンは、マイナーで人知れず、

でも卓越した世界を持っているアーティストが

好きな様です♡